箱庭遊び

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「Pixivの小説に思うこと」を読んでわたしがPixiv小説に思っていること

オヒサシブリデェス!!!!!
ラーメンズのコント不思議の国のニポンの第一声のトーンで)



生きてたよ!!
生きてはいたんだけど色々、仕事とプライベートでほんっっとに色々あって、
わーーー?きゃーー??って人生の奔流に飲まれてたら、気付いたら令和になってた。
おはよう不思議の国のニポン!!!
(気になる人は検索してね)


戻ってきて一発目の記事は、本当は『創作鑑定占星術の水煮さんに鑑定してもらった』って記事になる予定だったんですけど、
鑑定のログをまとめるのにえらい時間かかってるので、先にこっちです。
こんどその記事は絶対に上げるので、お楽しみに。
すべての創作者は水煮さんに鑑定してもらったほうがいい。





さて、そんなこんなで議題だよ。
大元になったのはこちらの記事です。


anond.hatelabo.jp


もう一昨年の記事なんで議題としては古いのかもしれないけど、
ここ数日ツイッターでまた流れてるようなので、わたしも乗っかってみました。
色々思うところあったのでね。



要約すると、
この記事の筆者が言いたいのは、

「Pixivとは普段小説を読まない層が読んでいる場所。
そのために、評価されるべき良作が評価されず、
エロや表紙を絵師に頼むなどの小手先に頼った作品ばかりが評価されている。これは不当だ」

というもの。



ではここで、わたしが思う
Pixiv小説という場所で評価を受けやすい作品はどういうものか。
要素を書いてみましょう。


R指定
・CPタグ付き、固定CP
・ラブコメ、もしくはシリアスでもハッピーエンド
・セリフ多め
・最近はちゃんねる形式も良
・ラブコメなら文字数少なめ、シリアスなら多めでちゃんと話が解決するもの
・R描写は挿入し達するまで
・冒頭、地の文で長々と説明しない!



こんな感じです。
あくまでも、「わたしが思う」評価を受けやすい作品の共通点です。

つまり、この匿名ダイアリーの筆者と思っていることは同じです。


で、ですね……
筆者はこういう要素を「否定するわけではないが、下手なのにブクマ数が多く過大評価されている作品が多い」としている。


さて、小説の上手い下手、ってなんでしょう?


文章の上手い下手で言うと……

文章表現が多彩である。
情景描写や心情の描写ひとつとっても、あらゆる語彙でそれを表現して読み手を飽きさせない。同じ表現を二度使わない。比喩表現が過度でなく的確。とか?

物語の構成で言ったら、
起承転結もしくは序破急が存在し、序盤から置いていた布石を鮮やかに回収し、かつ読み手を驚かせるどんでん返しもあれば、あー面白かった!ってなるよね。

他にもあるかな。
わたしは書き手としてそこまで熟達していないのでこんなもんしか思いつかないけど。



で、だね。

まず大前提として、Pixivって場所は二次創作が圧倒的に多いんですよ。
一次をやっている方もいるけど、二次創作を求めて読みに行く人が圧倒的多数。
別に統計とったわけじゃないので、具体的な数字を出せと言われてもわからないのでそこ突っ込まないでね。
ただランキング上位作品が二次創作ばかりってことは、需要としてそうなんだろうと思う。


二次創作に読み手が求めているものって、つまり推しの話なんだよね。

もっと言うと、推しと推しがイチャイチャしてる恋愛ものが読みたいとか、
推しが活躍するかっこいい話が読みたいとか、そういう動機で読みに行く。

「推しが活躍するかっこいい話」っていうのはジャンルが多岐に渡るので、
ここでは「推しの恋愛もの」に焦点を当てましょう。


以下、Pixivは支部と表記します。変換が面倒なだけです。


推しと推しがイチャイチャする話、これはよくあるCPものです。
作品に登場するAとBの話だったり、もしくはオリキャラとAの話だったり。

昨今は支部でも夢小説というジャンルが流行していて、これは推しと夢ヒロイン(≠自分)の恋愛を楽しむもの。こういう作品もあります。


推しがイチャイチャする話を読みたい読み手にとって、上手な小説作品とは。

わたしはね、これこそが上に挙げた『支部で評価を受けやすい要素』に他ならないと思うんですよ。



R指定読みたいよ。だってイチャイチャの先に合体して欲しいもの。
そう、合体まで行って欲しいの。でもそこで終わったら「その先が読みたいんじゃ!」ってなるじゃん?だから達するところまでやってね。本当は二人のピロートークも知りたいよ。こっちは推しがセッしてる部屋の天井になりたいんだからさ。(もしくは、推しに抱かれる夢ヒロインになりたい人も)
推しのイチャイチャを早く見たいから、技巧を駆使した情景描写とかいらないの。「ここはラブホ!」とかでもいいよそれで分かるから。それが上手に書かれてたらおおっとはなるよ。でもそれより重要なのは推しの心情とかの方だよね。ヤキモチ焼いてるの?受けを独占したいの?好きで好きでしょうがなくて苦しいの?そういうことの方が知りたいな。
ていうか普段小説とか読まないから、最初から長々と地の文書かれてると読む気萎えちゃう。でもそこで推しが早く発言してくれたら、「推しがシャベッテルゥゥ」ってなって先を読みたくなるよね。
そう、普段あんまり読まないから、文字数に「10万字」とかなってると尻込みしちゃうかも。でも読み始めて面白かったらそんなものあっという間なんだよね。あっという間なんだけど、でも尻込みしちゃうのは確かだから、3000とか1万字くらいだと読みやすいよね。でもそんなもの面白かったら=推しのイチャイチャが最高だったら関係ないんだけどね。
絵師さんの表紙?中身によるけど、でも目に留まりやすいよね。だって推しが描かれてるもん。「あっ推しだ!」ってなるじゃん。目にとまるからその分読む人も増えるでしょ。ブクマも増えるんじゃない?
ブクマたくさん取ってる人の作品は安心して読めるから読みたくなるよ。それだけみんなも好きってことじゃん?っていうか別にこの人ブクマ取ってるかなとか気にして読んでるわけじゃないけど、「わーこの人の話めっちゃ好き……あー!あの作品もあなた様でしたかぁぁ!」ってことがわりとよく起こるんだよね。だからフォローするじゃん?そうすると新作が来たらまた読むから、結果的にブクマ取る人ほど連鎖的にブクマ取りやすくなるよねそりゃ。
R指定の話に戻るけどさ、こっちだって別にエロければなんでもいいってわけじゃないんだよ。あーこの人ただエロ要素入れれば受けると思って入れただけだなってのは伝わってくるもん。自分の言葉じゃない、自分が本心から萌えて書いた言葉じゃないって分かるから。
でもさ、本心から萌えて書いてるひとって、たとえ話がちょっとおかしかったり文章作法がなってなかったりしても、「あーそうそう!これ!これに萌えるんだよね分かる!」ってなるんだよ。そういう時はブクマしちゃうよね。
もう理屈じゃないんだよ。考えるな感じろだよ。だって萌えってパッションじゃん?
ていうか、
綺麗に言ってるけど萌えって性欲だろ?つまりそういうことです。



ふう……。


つらつら書いたけど答え出たな。

萌えは性欲。
つまりどれだけ本能に刺さったかどうかで決まる!



いや、これ真面目に真理なのでは?

一般的な文学作品を萌えが欲しくて読むって人は稀だろう。
だから、物語の構成や文章の技巧やそういったものが評価になる。

でも支部に読みにくる人たちは、つまるところ萌えが欲しくて読みにくる。
だから、本能に刺さるようなものが評価を受ける。

近年のなろう小説、あれも萌えの一つじゃないかと思う。
俺ツエーという萌えが欲しい。それを求めて読みに行くのがあの場所。
だから異世界転生無双ものが流行り続けてるんじゃないかな。



わたしは一般向け小説もまあまあ読む方です。
ホラー要素のあるミステリーが好きで、道尾秀介さんとか伊坂幸太郎さんとか、最近だと澤村伊智さんとかも面白いなって思ったんだけど、
そういった作品読むときと支部で読むときって、全然ベクトルが違うんですよね。


批判覚悟で書くけど、
文章もアレだし落ちも微妙だけど、物語の3分の2まではめちゃくちゃ読ませるなって作家さんがいて……山田悠介さんなんだけど。

ごめんね、わたしはリアル鬼ごっこ親指さがししか読んでません!
なので近年は全然違うのかもしれないけど、この二作を読んで、
設定めちゃくちゃ面白いし途中までは引き込まれるけど、最後失速するなあ、あと文章が……という印象を持ってます。

でもね、この二作を読んで、萌えとはまた違うけどパッションは感じたんですよね。だから途中までは引き込まれて読んだ。
こういうものを面白いと思ってて、こういうのが書きたくて書いてるんだろうなって伝わってきた。

山田悠介さんの小説は、期待感を煽るのがとても上手だと思った。
この先どうなるの?これどうなっちゃうの?と思わせるのが上手。


Pixiv作品で評価されてるものも、ある意味最初の期待感を煽るのが上手なものが多いんじゃないかな。
でもその期待感って、「この先が分からないハラハラ」じゃない。
「予定調和のイチャラブが約束されている」という期待感。



だから、ベタな話でいい。
先が読める話で全然構わない。

そこにあるのは「予想通りじゃん」という肩透かしじゃなくて、
「やっぱりこうなってくれた!いよっ!待ってました!」っていう、拍手喝采したい気持ち。


わたしが現状支部で一番ブクマ数が伸びた作品がね、
これなんですけど。



リンクは繋げますがBLなのでご注意くださいね。

www.pixiv.net


これ、たぶんそういうのがうまくハマったんだろうなあって自分では分析してます。
エロはないけど、短い上、会話で始まってるから導入が読みやすく、かつ話の流れ的にベタ展開が予想できる。

個人的には、タイトルを最後のセリフで回収したってところに、フフン😏とか思ってたんだけど、
多分そんなものはたいして影響してない。
いや、多少は読後の心地よさに繋がったかもしれないけど……。


昨今、支部含め、なろう小説とかでも長いタイトルでネタバレが好まれるのも、
期待していることが約束されている、っていう安心感が欲しい表れだよね。



R指定もさ、タグついてるだけで、
「そうか今はこいつら恋人ですらないけど、最後にはおっぱじめるんだな。しめしめ」
ってなるわけですよ。

たとえ最初から出来てる二人でも、
「よしよし、仲良しこよしの二人がもっと仲良ししてくれるのね」
って、読んでるこっちはニッコニコですよ。


そういうことなんじゃないのかな〜?


読み手が何を優先して求めているか、それによって評価が変わる。当然のことだと思うな。

上手な話を書く人が不当な評価を受けてるわけじゃないんだよ。
あの場所での正当な評価っていうのが、つまりそういうことなんだよ。


でもさー、
たしかに、序盤で話しが動かないから読みづらいけど、中盤から終盤怒涛の展開でめちゃくちゃ面白い上に萌える、っていう話しを書く人もいる。
そういう方の作品は、途中で脱落しちゃう人が多いせいか評価を受けづらいっていうのは、ある。

あと、推しが登場するけど恋愛要素皆無。でも話としてめちゃくちゃ重厚で面白い!とかね。
わたしはそういうのも好きなので読みますけども。しかし、探しづらいからこそ、ブクマを取りづらいってのはあるんだろうなー。

そういうのは、そんな作品に出会えた幸運な人が声を大にしてシェアしていくしかないよね。
これ!めちゃ!ええで!って。




一個だけ。
それはちょっとないんじゃない?って思った一文への反論。

『"小説を読まない"人間に評価は難しい。小説語に慣れていない人間に評価は難しい。知識が足りない人間に評価は難しい。』


筆者は、「読解力のない奴が不当に評価してんじゃねえよ」ってことが言いたいようだけど、
これはね、ちょっと物の見方が狭いと思っちゃったな。


それがもし、有名な文学賞の選考に関することなら、そうだと言えるでしょうね。

でも、文学賞がそうだとしてもね、

世に出回る作品を評価するのは常に、
何の専門知識も技術ももたない大衆なんだよ。


筆者がこれを読むかどうかわからないし、いや多分読まないと思うけど、
もしも読んでいたらこれだけはあなたに伝えたい。

もし、あなたが書いていた一連のこと、自分のことを言っているのだとして、
あなたも書き手なのだとしたら。

我々が作品を届ける相手というのは、常に大衆であることを忘れちゃいけないと思う。

一次創作でも二次創作でもそれは変わらない。
評価する知識や技能を持っている人だけに評価してほしい、
それを求めているなら、自分が認めた相手にだけ渡すしかない。


だから、わたしたち書き手は、
本当に言いたいことが相手に届くように、分かりやすく、色んな手段を用いて伝えることに躍起になるしかない。

そもそも、小説の技法や作法というのは、
作者が伝えたいことを正確に届けるために存在するのでは?
届いているなら、技法もいらないし、話が破綻してようがなんだって構わないのかも。


伝えたいこと=萌えや情熱が届くのならば、
そこには上手も下手もない。
ただ届いたという事実、それだけがすべて。


でも、それがなによりだよ。
届かなかったら意味がない。
読まれなかったら、ただの日記と同じ。

読んでもらうために描く、って、
わたしが最高に敬愛する作家であり漫画家である岸辺露伴先生も言ってた。







だからわたしは今日も声を大にして言う!

ここまでこの長い文章を読んでくれた人、どうもありがとう!!




そんなあなたに伝えたいです!!!







わたしの今の最推しは物間寧人くんと言います!!!


出典:コミックナタリー「僕のヒーローアカデミア」物間寧人役は天崎滉平、塩崎茨役は真坂美帆 - コミックナタリー


こんなイケメンボーイなのに、ひねくれてて性格ねじ曲がってるけど根は仲間想いで頭が切れる最高に推せる男の子です!!!!



みんな僕のヒーローアカデミア読んで!!!!!





アニメもアリマァス!






おわり。